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指標 / TREND初心者向け

MACDとは?トレンドの勢いと転換を読む

MACDは2本の移動平均の差から生まれる指標。勢いと方向転換を、ひとつのチャートの中に映しとります。MACD線・シグナル線・ヒストグラムの響き合いを、静かに読み解きましょう。

Candela編集室 · 2026.06 · 読了 7分
図一 ── MACD線がシグナル線を上抜けるとき、相場に新たな流れが生まれる。

01 — MACDの基本

MACDは、Moving Average Convergence Divergenceの名を持つ指標です。12期間の指数移動平均から26期間のそれを引いた差がMACD線、そのMACD線を9期間ならしたものがシグナル線。ふたつの線の間に生まれる差をヒストグラムとして棒に刻みます。この三者が奏でる和音から、トレンドの向きと勢い、そして転換の兆しを読みとります。

MACD線がゼロラインより上にあるとき、短期の平均が長期の平均を上回っています。流れは上向きです。MACD線がシグナル線を下から上へ抜けるゴールデンクロスは、買いの気配を伝えます。逆のデッドクロスは売りのサイン。ヒストグラムが広がるほどトレンドは力強く、縮まりはじめれば勢いの衰えを感じとります。ただし、価格が横ばいのレンジ相場では、ダマシのクロスが増えます。焦らず、他の言葉とともに読みましょう。

Point
ゼロライン超えはトレンド方向の確認に使う。
心得 / Note
レンジ相場ではダマシのクロスが増える。他の指標でトレンドを確認してから使いましょう。
用語 / Term
ダイバージェンス:価格とMACDの逆行。転換の予兆として静かに観察する。
Formula
MACD = EMA(12) − EMA(26)
Signal = EMA(9) of MACD / Histogram = MACD − Signal

02 — 3つの構成要素

1
構成要素を理解する
MACD線・シグナル線・ヒストグラムの3つが何を示すかを把握する。
2
クロスを見る
MACD線がシグナル線を上抜けるゴールデンクロスを買いの目安、下抜けるデッドクロスを売りの目安にする。
3
ヒストグラムで勢いを測る
ヒストグラムの棒が伸びていればトレンドの勢いが増しており、縮小に転じたら勢いの衰えを示す。

03 — シグナルの読み方

買いシグナル
・MACDがシグナルを上抜け(GC)・ヒストグラムが増加に転換・ゼロライン上抜け
売りシグナル
・MACDがシグナルを下抜け(DC)・ヒストグラムが減少に転換・ゼロライン下抜け
指標種別向く相場
MACDトレンドトレンド
RSIオシレーターレンジ
移動平均トレンドトレンド

MACDは「先回り」より「確認」。遅れを恐れず、流れを見届ける。

── 相場の余白より

04 — よくある質問

期間設定は変更できる?
標準は(12,26,9)ですが、短期トレードでは(5,13,5)など短い期間が使われることもあります。期間を短くすると感度が上がり、長くするとダマシが減るが遅れが増します。
RSIとの違いは?
RSIは過熱感を0〜100で測るオシレーター。MACDはトレンドの勢いと方向を測るトレンド系指標です。役割が異なるため、組み合わせることで相互補完できます。
この章のまとめ
i MACDは2本のEMAの差でトレンドの勢いと方向を測る
ii ゴールデンクロス/デッドクロスが基本の売買シグナル
iii レンジ相場ではダマシが増えるためトレンド確認が前提
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